白髪と血行不良と聞いただけで、頭皮周辺に血液が届いていないことで白髪が生えやすい環境が作られているのだろうな、とご心配になられる方はいらっしゃると思います。
そのご想像は間違っているとは言えません。
実際に長時間血液が届かなくなると身体のどの部分でも最終的には組織が壊死してしまうので、程度にはよりますがいずれにしても白髪だけの問題として考えない方が良いかと思います。
さて血行不良を語る上で血管について調べました。
身体に張り巡らされている血管の長さや役割
この血管というものは全身のすみずみまで張り巡らされているのですが、その血管の大小区別なく全部つなげると長さが大人の場合で約10万キロメートル(地球を2周半できる距離)におよぶそうです。
それだけの長さの血管の健康の維持を日々こなしているわけですから、本当に身体の仕組みは見事としか言えませんし、よくそれだけの血管がすべて身体に納まっているなと驚きを隠せません。
血管は血液を運搬する役割を担っているわけですが、血液の量か血管の質で意味も異なり事情が変わってきてしまいますが、ここでは白髪と血行不良をテーマに絞ってひも解いていきたいと思います。
血流障害が来たす症状や原因
血行不良とは血流障害とも言えますが、主な症状として代表的なものでかつ身近なものが、女性に多い冷え性や貧血などではないでしょうか。
女性に冷え性が多いのは女性ホルモンの働きによる影響と言われておりますが、筋肉量の男女差が血行の促進具合に差を生むのではないかという話もあるようです。
その他慢性的な運動不足なども血行不良の原因となっているようです。
主に影響を受けやすい部位として、血管でいうところの毛細血管などがそれに当たるそうですが、心臓から遠い身体の末端部位などは血行不良の影響を受けやすくなってくるのではないでしょうか。
頭部にもかなりの毛細血管が張り巡らされており、上記で挙げた血行不良によるダメージを受けやすい部位ということになり、それは毛髪周辺の細胞の弱体化などの原因を引き起こし、結果として白髪が生えやすくなる環境が整ってくることになります。
血行不良として挙げられる主な原因は、以下のとおりです。
一つ目のポンプ力というものについては、運動不足や筋肉トレーニングを適度にこなすことである程度対策していくことができるのではないでしょうか。
二つ目の血管のふさがり具合が要因であった場合、発生する部位が部位なら(脳梗塞、脳血栓、心筋梗塞)につながる懸念をはらんでおりますので、注意が必要になります。
血栓(血管のふさがる)は危険
血管はいきなり大きい血管からふさがるというわけではなく、血流量の少なく規模の小さい毛細血管の方が発生しやすく(血行不良:血管がつまりやすく)、最終的に生命の維持に深刻な影響を与える大きな血管へと影響がおよんでしまう過程があるようです。
ただしなかなか兆候を自覚することが難しく、突然深刻な事態に至るケースもあるようです。
血管のふさがる理由として挙げられるのは、血管(血管壁、血液成分、血圧)の健康状態の悪化が影響しているといわれておりますが、主な原因としては食生活やストレス、生活習慣が起因していると言われております。
血行不良による白髪を意識した予防対策
生活習慣病が絡む要因であることと、血行不良という症状から対策として挙げられるものは以下のとおりです。
上記のどれかひとつをやれば血行不良が解消するというわけではありませんので、ご自身の出来ることは積極的に実施していくことが白髪対策には大切なことかと思われます。