飲酒(お酒、アルコール飲料)が白髪の生える原因になることを皆さんはご存知でしょうか。
何事も突き詰めていくと何らかの形で白髪の生える原因として挙げられてくるかもしれませんが、今回は「飲酒(お酒、アルコール飲料)」をテーマに取りあげて考えていきたいと思います。
飲酒(お酒、アルコール飲料)で白髪が簡単に生えてくるなら、成人した方々にはかなりの割合で白髪の生えている方が多いということになります。
常識的に考えてもそのようなおかしな話はないと思いますし、それとなく「飲酒(お酒、アルコール飲料)は白髪が生えるよ」と耳に聞こえてきてもいい話題だと思いませんか。
すると飲酒(お酒、アルコール飲料)で白髪が生えるという話はウソなのか、という話になりますが、いったいどういうことなのか詳細を調べてみました。
白髪の原因の前にお酒(アルコール飲料)とは
成人された方々にとっては日常的に飲酒されている方もいれば、たまに飲酒される方、まったく飲酒されない方とそれぞれいらっしゃることかと思われますが、まずは飲酒(お酒、アルコール飲料)について少し詳しく触れてみたいと思います。
お酒(アルコール飲料)とは一般的にエチルアルコール(飲めるアルコール)を含む飲料全般を指すようで、以下が有名なお酒類になります。
飲酒(お酒、アルコール飲料)にはがんリスクがあった
あまり嬉しくない話ですが、世界保健機構(WHO)傘下の国立がん研究機関(IARC)では、アルコールそのものに発がん性があり、飲酒は「がん」を引き起こす元凶(がんリスク)と指摘されています。
アルコール分解の働きが悪い人は飲酒量に比例して「がん」になる危険が高まるようで、日本人は遺伝的に分解効率が悪い方(少しお酒を飲んで顔が真っ赤になる)が多いと言われております。
逆にアルコールに強い方も慢性的に大量のお酒を飲み続ければ肝臓(アルコール分解と中性脂肪合成)への負担がたたり、脂肪肝リスクが増大するとも言われております。
ここでは「がん」の詳細は割愛させて頂きますが、禁酒および禁煙の両方を取り組むことでがんリスクが低下すると言われている旨だけは記載させて頂きます。
飲酒(お酒、アルコール飲料)に白髪原因はあるの?
さてお酒(アルコール飲料)にまつわる話で一般的に知られているものというと「お酒と肝臓」や「お酒と脱水」、「急性アルコール中毒」などではないでしょうか。
一般的に白髪が生える主な原因と言われているのは以下のとおりです。
上記のような白髪原因に飲酒(お酒、アルコール飲料))は関係していると言えるのでしょうか?
実は「肝臓」の役割を詳しく知ることで白髪が生える原因につながってくることが分かりました。
肝臓では心臓から拍出(はくしゅつ)される血液量の約4分の1に相当する多くの血液の循環調節を行なわれているようなのです。
代謝、解毒、排泄などの働きを活発にこなしている肝臓にはより多くの酸素や栄養(エネルギー)が必要とされるとのことです。
アルコールを摂取する頻度や量にもよりますが、肝臓の働きが鈍ってしまうと血液の循環調節がうまく機能しにくくなる可能性が出てきてしまいます。
肝臓の健康状態や分解効率などで個人差のある話になりますが、健康診断などで肝機能の調子が、、、という方々は意識されてみても良いかと思われます。
慢性的に飲酒(お酒、アルコール飲料)の摂取頻度が高く、量も多い方には以下の点が挙げられます。
本来なら身体全体で使用するはずの酸素や栄養(エネルギー)も身体の仕組み上、生命の維持が優先されるために、アルコールの分解に大量のエネルギーを消費します。
アルコールの利尿作用で慢性的に無自覚な水分不足に陥っている場合は、血行不良や単純な老化が早まりますし、毛髪にとっては全くメリットのない話ばかりです。
肝機能の低下による血行不良もやはり毛髪や頭皮に適切な新陳代謝の働きに影響がおよぶ可能性も挙げられるでしょう。
お酒(アルコール飲料)から毛髪を守るためには
社交的なお付き合いも健康な身体ありきですから、頭皮や毛髪の健康なで考えて飲酒(お酒、アルコール飲料)とうまく付き合っていく必要があるみたいです。